2022年8月19日週の投資成績:村上開明堂の銘柄評価

2022年8月19日までの投資成績です(2014年1月から)。

  • 先週比 0.79%
  • 年初比 2.96%

続伸したものの日経平均と比べると今週も負け。これで7連敗中。YHって声も多い中、YHまではまだ2%近く足りません。

今週の売買

  • 売却:なし
  • 購入:なし

8月は全然売買して無いです。

 

ここ最近低迷の要因となっているのが中小型バリュー系主力上位銘柄の低迷。その中でも特に酷いのが『村上開明堂(7292:東証S)』です。株主優待は無くて銘柄紹介する機会が少ないので改めて異常ぶりを紹介しましょう。

村上開明堂(7292:東証S)

概要

  • 自動車用バックミラー最大手
  • 国内シェア40%
  • 世界シェア7%
  • トヨタ向け5割

万年割安自動車部品株ですが、ここ1ヶ月でみると、他の保有自動車部品株である「ジーテクト」、「テイ・エス テック」、「エフ・シー・シー」、「メタルアート」などが上昇する中、年初来安値に近い水準で低迷中。

10年チャート

1年半前に「トイレ向けの宙に浮くボタン」ネタで急騰したものの、すぐに業績に影響を与えるものでもなく、その後はズルズルと下落中。コロナショック後の安値に近い水準まで来てます。

ただ本業のバックミラーでは安定的に稼いでいるので業績は悪くありません。

指標

  • 株価:2259円(2022.8.20)
  • PER:6.08倍(会社予想)
  • PBR:0.38倍
  • 予想配当利回り:2.66%

年間配当 60円(23.3予想)、ここ数年は連続増配中。ただし、元々の配当水準が低かったので配当性向は20%未満。それでも配当利回りがそれなりに見えるのは株価が低いから。

PER × PBR = 2.3

ミックス係数で見ても異常レベルの割安度。

安定的に黒字を出している会社でこの水準であれば損をする可能性は非常に低いです。ただいつ上がるかってのは不明なので、万年割安状態を覚悟する必要もあります。

損益計算書(PL)10年

ここ2年はコロナの影響もあって売り上げを下げたものの、全体としては緩やかな右肩上がり。今年はミツバ(7280)から買収した大嶋電機製作所分が上乗せされるため増収予定。

トヨタ向けが5割でトヨタ系に見えるけど、トヨタのシェアを考えたら普通の数字なので、納入先メーカーは分散されてます。

貸借対照表(BS)10年

緩やかではあるものの綺麗な右肩上がり。海外進出による投資などをしているものの、自己資本内で全て賄えてビクともしない水準。

  • 自己資本比率:78.1%
  • 現金等:337億円
  • 有利子負債:16億円
  • 時価総額:295億円

時価総額 < 現金等 ー 有利子負債

の異常事態。

株主構成

豊英社は村上一族の資産管理会社。村上太郎は社長。この2名で25%保有。

3位の「BBHフィデリティロープライスドストックファンド」は中小型株をターゲットにしたファンドらしい。過去数年ほぼ同じ株数で保有中。モノ言う株主ではないので放置されてるっぽい。

 

村上開明堂がどんな会社かはHPを見てもわかります。

“バックミラー”で国内シェアNo.1 ~ 村上開明堂 ~
村上開明堂はバックミラー国内シェアナンバーワンにとどまらず、世界に通用する画期的な技術をもって、グローバルな企業を目指します。

IRを除いてほとんど内容が変わってないやる気のないHP。おかげで見やすいっちゃ見やすいですが・・・。

投資家に対する意識ゼロの上場してる意味あるの?って会社なので、個人投資家からは見向きもされません。保有したが最後、先の見えない我慢を強いられる可能性があります。

一方で、これ以上下げる理由もありません。強いて言えば、電子ミラーへの移行や自動運転によるゲームチェンジくらいか?

むしろ上がる要因しかありません。世界シェアアップによる業績向上も狙えそうですが、それ以外の単純要因がいくらでもあります。

  • 自社株買い
  • 株主優待新設
  • 大増配
  • 東証P移行
  • モノ言う株主登場

今までがゼロ対応なので、何か一つでもあればそれをきっかけに1.5倍くらいまではすぐに上がりそう。問題はその兆しが過去数年1ミリも無いことです。

何か1撃があっても1.5倍程度かいって感じで、これを読んでも興味を持つ人は少ないかな。テンバガーを目指すような銘柄の方が楽しいですよね。

 

改めて評価すると、まぁまっとうな投資家は手を出さないよなぁ。これを主力銘柄に置くのは資金効率悪いよなぁと思わざるを得ません。

・・・そんなこと言ったら誰にも買ってもらえない。

コメント

  1. 伏見の光 より:

    地味なところも好きです。まあ、EVだろうがなんだろうが、基本、ミラーそのものがなくなるということもないでしょうし。

    が、どうなんだろう、一眼レフがミラーレス一眼になって、ファインダーが液晶になったように、車のミラーも実際の鏡というより液晶などのモニター的なものになり高機能化していくという方向はあるんでしょうか。いきなりとってかわるということはなくても、あることはあるんでしょうね。となると、ミラーの意味も例えばドラレコ標準と一体になるとか意味がかわってきそうです。

    銘柄として楽しいのは確かにテンバガー系ですが、リスクと表裏ですからね。

    • すぎじゅん より:

      電子ミラーへの変化で負けて売り上げが消えたり、まぁどの会社もですが何が起きるかはわからないので資金集中だけは避けてます。

      村上開明堂の場合は、過去の利益確定額が大きく現在保有分は余裕で資金回収済み。下落リスクは小さいので、気長に何かが起きるのを待ってます。

  2. 伏見の光 より:

    部分売却で資金回収していると気楽に保有できますね。

    保有銘柄では今だとエスプールなんかがその形です。

    キーエンスも、まあそうかな。