セキュリテ:「神戸生まれの奇跡のローファーファンド 1」償還_二転三転

セキュリテは、ミュージックセキュリティーズ株式会社が運営する、1口数万円の少額から出資できるインパクト投資プラットフォームです。

事業者は数百万から数千万円を集め、その資金で商品開発や拡販を行い、指定期間内の売り上げに応じて最終的に分配金が得られるという仕組みです。

売り上げに対する分配金は募集時に示されていて、収支トントンになるハードルは結構高いです。ただ、この投資の楽しみは分配金に対する期待だけではなく、出資額に応じてもらえる特典にあります。

今回、「神戸生まれの奇跡のローファーファンド 1」が償還となったので結果を紹介します。結果が二転三転し、セキュリテの問題点が明らかになる案件となりました。

現在、下記8案件に出資中です。

  1. 凡のようか豚丼ファンド
  2. らいらっく 酪農家直売ジェラートファンド
  3. 山のパン屋の自家栽培小麦パン作りファンド
  4. 忠小兵衛の焼き抜き蒲鉾ファンド
  5. よしかファーム糖度保証ミニトマトファンド
  6. くだもの王国岡山フレッシュタルトファンド
  7. コズミックダイナー 絶品穴子店ファンド
  8. 菓匠Shimizu 伊那スイーツファンド

神戸生まれの奇跡のローファーファンド1

償還結果が二転三転

募集内容

3件目の償還案件です。

「神戸生まれの奇跡のローファーファンド1」は、「通勤・通学がもっと楽になる!やわらかローファー」ということで、カチコチイメージがあるローファーを改良し、履き心地や機能性の良い靴にするというものです。

商品自体は2010年に発売されており、今回の募集内容は「宣伝・広告と製造・販売を強化していくためのファンド」となっていました。

対象事業は、「女性用ローファーの製造・販売事業」です。

  • 1口金額:10000円
  • 手数料:570円/口

となっており、特典は申し込み口数で変えてあり、3口申し込むと「「神戸のやさしい靴工房- Belle and Sofa」の靴を1足プレゼント」ということで、3口申し込みました。

償還結果

分配内容

  1. 11,826円
  2. 15,831円
  3. 3,981円

期間が3年あり、1年ごとに分配されるのですが、2回目終了時点で27,600円。

めちゃめちゃ分配が多いなぁ、大幅にプラスか・・・と思っていたら、最終分配が3,981円となり、損益分岐点は越えてきたものの、手数料を引くと僅かにマイナスという他の2案件と同様の結果となりました。

何故こんなことになったのか?

ミュージックセキュリティーズの最終監査で引っ掛かり、過去に遡って売上金額の再計算となり、2回目までに分配しすぎた分が3回目で調整されてしまったのです。

再計算とは何だったのか?

説明によると、今回の対象は「女性用」としていたのに、男性用のローファー小売販売と卸販売の売り上げが含まれていたとのこと。

その点を過去分について修正した結果、ほぼ損益分岐点まで売り上げが落ちました。

再々計算とは?

問題はそれで終わらず、そこからさらに見直しが入ります。

卸販売について、女性用の卸販売は売上に入れるべきでは?となったようで、再度再計算を行い出てきた結果が最終報告値となったものです。

特典内容

今回の投資でいただいた特典です。

神戸生まれの奇跡のローファーファンド _特典

3口投資したので、「神戸のやさしい靴工房- Belle and Sofa」の靴を1足プレゼントでした。

投資対象は女性用でしたが、特典は男性用も用意されていました。メンズ5つ、レディース11のラインアップから選択するようになっていました。

この靴1足で12,000円ほどします。

投資額自体はほぼトントンでしたが、12,000円の靴をタダで貰ったということです。まだ使ってませんが、非常に柔らかくて履きやすそうな靴です。

ちなみに、今回の投資対象となっていた女性用ローファーはこれかな。

価格もお手ごろだし、ホントに柔らかくてグニャって曲がります。

って、今さら宣伝して売れてもファンドは償還済みですが・・・。

セキュリテの問題点・課題

3件償還して3件共に、損益分岐点は超えており償還率は100%を超える。でも、手数料を考えるとマイナスになる。ただ特典分を考えるとお得なのでまぁいいやという水準に落ち着いています。

監査もあるので適当な数字とはいいませんが、ある程度数字を作ることができるのではないでしょうか?

  • 売上の対象範囲が曖昧
  • 投資額を何に使ったのかが曖昧
  • 売上目標の根拠が曖昧

ファンドの設計が難しいと思うので、どうしても全てが曖昧な基準での見積もりにになり、最終結果も数字の取り方を変えることで調整できてしまうという印象です。

もちろん事業者も監査者も何かしらの根拠を元に計画を立てて実行しているのでしょうけど・・・。

 

ただ今回の償還は、

  1. なんでこんなに分配金が多いん?
  2. 男性用と卸販売分が入ってるやん
  3. あっ、両方引いたら損益分岐点ギリになった
  4. 手数料分マイナスになるなぁ
  5. こんな修正をだしたら批判される
  6. 卸販売の女性用は有りにしよう
  7. おっ丁度いい金額になった・・・

と取られても仕方ないでしょうね。

特にこの案件は「その2」も控えているので、慎重に調整したかも。

 

セキュリテは投資というより、あくまでも対象案件を通して事業者を応援するというイメージで捉えているので、大きくマイナスにならずにお得に特典が貰えるなら、まぁこれはこれで構いません。

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