泉佐野市の「ふるさと納税」除外はここから先が問題になる

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ふるさと納税」の新制度開始に伴い、6月から下記4市町が参加から外されることが報道されました。泉佐野市などは、再三の要請に対して無視するどころか、あえてケンカを売るような閉店セールをしていたので当然の結果です。

  • 静岡県小山町
  • 大阪府泉佐野市
  • 和歌山県高野町
  • 佐賀県みやき町

「ふるさと納税」制度は、制度として重大な欠陥があります。

  1. 高額納税者優遇
  2. 全市町村で見ると税収減になる

特に2は問題で、税収減を避けるには、他の自治体を出し抜いて寄付を集める必要があります。そういう制度の問題があるために競争が過熱したことは事実ですが、それが泉佐野市の閉店セールを肯定する理由にはなりません。

少なくとも、制度の問題を改善するために基準を作りましょうとしているのに対して、批判をするだけで自分さえよければという閉店セールは問題ありです。

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いつまで制度から外れるのか?

外れるのはわかりきったことだったのですが、気になるのは「いつまで新制度対象から外すのか?」ということです。

当然、今回外した理由と、2018年度に集めた寄付額、今後の対応によって期限が変わってくると思いますが、1年や2年で参加が認められるようなことになると、結局やったもん勝ちになりかねません。

参加が認められなかった市町村は、この先、市町村民が他の自治体に寄付をするとそれだけ税収減になりますが、それ以上に2018年度に寄付を集めています。

市長が変わって謝罪をしたからと言って、すぐに戻れるわけがありません。

せいぜい2018年度に集めた寄付を大切に使って、6月以降は住民に他の自治体への「ふるさと納税」を控えるように呼び掛けるしかないのでは?

泉佐野市などは財政再生団体(財政再建団体)に転落する前に参加が認められると良いですね。

どうしても泉佐野市にふるさと納税をしたい人は今月中に・・・。

泉佐野市を控除対象から外さないと『ふるさと納税』制度は崩壊する
ふるさと納税寄付額全国1位の大阪府泉佐野市が、国にケンカを売りました。 3月末まで(なくなり次第終了)の閉店キャンペーンとして、返礼品に加えて寄付額の10~20%の金券(Amazonギフト券)を配って還元するというのです。 20...
泉佐野市のふるさと納税「閉店キャンペーン」は、泉佐野市の閉店に繋がりかねない
「100億円還元」をうたい、特設サイトからふるさと納税を申し込んだ人にAmazonギフト券をプレゼントするという、大阪府泉佐野市が実施しているふるさと納税「閉店キャンペーン」ですが、世間を見ると泉佐野市に対して好意的な意見が多いようです。 ...

制度が改正されたとはいえ、全体で税収減になることは変わりません。結局はお互いに競争するしかないのです。そんなことなら、ふるさと納税制度は廃止した方が良いのでは?

それか純粋な寄付にするか?

今さら急に廃止にしたら返礼品で潤った事業者がバタバタ倒れちゃう危険があるので、制度が拡大するほどカジ取りが難しくなりそうです。

条件付き合格の43自治体も発表されています。

『ふるさと納税』条件付き合格の43市町村
ふるさと納税に関して、令和元年6月以降対象から外れる4市町にばかり注目が行っていますが、条件付き合格の市町村も43団体あります。 それ以外の自治体は令和2年(2020年)9月末までの期間の指定(1年4ヶ月)となっています。よほど問題が...
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「300億円限定キャンペーン」で泉佐野市は終了か?

(以下、2019/5/13追記)

対象から外れたことを受けて、泉佐野市が『新・ふるさと納税を先取り体感できる企画として「300億円限定キャンペーン」』を始めてます。期間は5月31日まで。寄付額が300億円に達したら即終了。

結構な広告費を使ってます。どんなに経費を掛けようが、制度の対象になっている5月中に集めるだけ集めようということでしょう。

それによって他の自治体の税収が減ろうがお構いなし。なんだかんだ言ってるけど、結局は自分のところさえよければいいということ。

これはもう永遠に制度対象には入れてもらえませんね。

 

ちなみに、300億円集めたとして、60%の180億円が返礼品となり、宣伝費や経費で10%の30億円が消え、泉佐野市の実質的な収入増は90億円程度。

それに対して、泉佐野市に寄付した人が住んでいる自治体全体の収入減は、ほぼ300億円かそれ以上。返礼品をもらった分は地元で消費しなくなるだろうし。

それだけ他の自治体は財政が厳しくなります。

結局、泉佐野市が何を言っても、自分たちさえよければということを正当化する言い訳にしか聞こえない。

泉佐野市をふるさと納税に復帰させるのは、泉佐野市民による他市町村への寄付額がここ2年で集めた寄付額に達してからでいいのでは? 収入額ではなく、寄付額で。

そんなのは永遠に来ないし、そうなる前に泉佐野市は破綻してしまうけど。

この状況に対して泉佐野市民はどう思っているんだろうというのが気になります。

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